「は・か・た・の・しお!」という力強いサウンドロゴで知られる伯方の塩。このCMは1987年の放送開始以来、視聴者の記憶に深く刻まれてきました。しかし、初代声優と作曲者の正体は長らく謎のままでした。2023年11月、伯方塩業の創業50周年イベントで遂にその名が明かされ、話題となっています。本記事では、36年間愛され続けるサウンドロゴの秘密や、その背景にある熱い思いを紐解きます。
伯方塩業がどのようにして初代声優と作曲者を特定したのか、さらに長年このCMを使い続ける理由についても詳しくご紹介します。
伯方の塩の「初代声優」と「作曲者」が遂に特定
1987年に放送が開始された伯方の塩のテレビCM。このCMのサウンドロゴ「は・か・た・の・しお!」は、36年にわたり多くの視聴者に親しまれてきました。しかし、その作曲者と初代声優については長年不明でした。
特定された人物は誰?
2023年11月、伯方塩業の創業50周年イベントでついにその正体が明らかになりました。作曲者は浦田博信さん、そして初代声優は塩谷信廣さんです。浦田さんは「VC-3000のど飴」などのCMソングを手掛けた実績があり、塩谷さんはシャウト系のボーカリストとして多くのCMに携わってきた人物です。
特定のきっかけは、2019年に実施された「二代目声優オーディション」でした。そこで複数の候補が現れる中、今回の調査で正確な特定に至ったのです。
調査が長引いた背景とは
長年特定が難航していた理由は、当時の資料が残っていなかったことにあります。制作を担当した代理店や制作会社が倒産し、詳細な記録が失われていたためです。しかし、関係者の記憶や資料をもとに調査が進められ、ようやく事実が明らかになりました。
なぜ「は・か・た・の・しお!」は36年愛され続けたのか
「は・か・た・の・しお!」というサウンドロゴには、人々の心に深く刻まれる要素が詰まっています。作曲者と初代声優が意識したポイントを振り返ってみましょう。
作曲者が意識した「斬新さ」と「親しみやすさ」
浦田博信さんによると、このサウンドロゴは5~10分程度で完成し、録音自体も10分程度だったといいます。しかし、その中で「斬新さ」と「親しみやすさ」を強く意識し、短いながらも力強いメロディに仕上げられました。
この「斬新さ」が時代を超えて人々の記憶に残り、CMの成功を支えています。
初代声優による力強いシャウトの魅力
塩谷信廣さんは、シャウト系のボーカリストとして名を馳せた人物です。その声の力強さとインパクトが、伯方の塩のブランドイメージを大きく高めました。
「は・か・た・の・しお!」というフレーズを一度聞けば忘れられない力強さ。この魅力が、36年間という長い間、視聴者の心を捉えてきたのです。
サウンドロゴの歴史と現在の役割
サウンドロゴは、単なる広告手法ではありません。ブランドのアイデンティティを強化し、顧客との絆を深める重要な要素です。
1987年から続くCMの進化
伯方の塩のテレビCMは、放送開始当初から「は・か・た・の・しお!」をサウンドロゴとして採用し続けています。この長い歴史は、伯方塩業のブランド戦略の成功を物語っています。
時代ごとにCMの内容は進化しているものの、サウンドロゴそのものは一貫して使用されています。この継続性が、ブランドの信頼性を高めています。
サウンドロゴがブランドに与える影響
サウンドロゴは、ブランド認知を高めるだけでなく、消費者の記憶に深く刻まれる効果があります。伯方の塩の例では、「は・か・た・の・しお!」が商品そのものと密接に結びついており、ブランドアイデンティティの象徴となっています。
この戦略的な活用が、36年間もの長期間にわたる成功につながっているのです。
まとめ:伯方の塩のCMが持つ普遍的な魅力
伯方の塩のCMがこれほど長い間愛され続ける理由は、サウンドロゴの「シンプルさ」「親しみやすさ」、そしてブランド戦略の一貫性にあります。
今回判明した初代声優と作曲者の存在は、CMの背後にあるストーリーをより深く理解する手助けとなりました。今後も、このサウンドロゴが愛され続けることは間違いありません。
伯方の塩のCMは、広告の成功例として学ぶべき多くの要素を含んでいます。このサウンドロゴが、さらに未来へと進化していく様子を楽しみにしたいですね。
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