「こんばんは、朝山家です。」は、“キレる妻”と“残念な夫”のぶつかり合いが日常のリアリティとして描かれるドラマです。朝山家ドラマに似てる作品として、視聴者がイライラしつつもついつい見続けてしまう“ドロドロ・夫婦ドラマ”が日本や海外に多数あります。
本記事では、朝山家の雰囲気やテーマに近い作品を5つ厳選し、それぞれの特徴や比較ポイントをまとめました。夫婦関係のリアルな問題やヒリヒリ感を味わいたい人にぴったりのラインナップです。
イライラ系夫婦ドラマに興味があるなら、この5作品はきっとハマります。早速チェックしていきましょう!
- 「こんばんは、朝山家です。」に似た夫婦ドラマ5選を紹介
- それぞれのドラマのイライラポイントや見どころを比較
- リアルな夫婦関係を描いた作品の違いや深さが理解できる
「それでも俺は、妻としたい」
足立紳さんが手がけた本作は、家庭の不満や欲望を赤裸々に描く“共感と嫌悪が同居する夫婦ドラマ”として話題を呼びました。
「こんばんは、朝山家です。」が好きな方にとっては、よりディープで濃密な人間模様を味わえる作品です。
ここでは、その見どころと朝山家との共通点について詳しく見ていきます。
イライラするけど目が離せない“売れない夫婦”のリアルな日常
「それでも俺は、妻としたい」は、年収50万円未満の売れない脚本家と、家庭を支える妻とのギスギスした日常を描いたドラマです。
生活苦、夫婦間の停滞、夫の無気力、妻の怒りと現実的なストレスの応酬が続き、夫婦間の“生々しいリアル”にイライラしながらも目が離せない作品となっています。
物語全体を通して、完璧ではない夫婦の形を肯定的に描く視点が貫かれており、視聴後には妙な共感と安心感すら残ります。
朝山家との共通点:脚本家夫の苦悩と“罵倒する妻”
この作品の最大の特徴は、夫が脚本家という設定で、妻との関係が常に緊張状態にある点です。
これは「こんばんは、朝山家です。」における脚本家・朝山賢太と、妻・朝子の関係と非常によく似ています。
どちらの夫婦も、夫は社会的な評価と家庭内での立場にズレがあり、妻はそれに対して遠慮なく言葉をぶつけます。
さらに、「それ妻」の妻・チカは時に夫を罵倒しながらも支え続ける存在であり、一見冷たい態度の裏に深い情が見える構造も、朝山家との共通点です。
この作品もまた、足立紳氏が脚本・監督を務めており、実話に近い形で描かれていることが、夫婦関係のリアリティを強調しています。
同じ子役が両作品に出演している点も、ファンにとっては注目のポイントです。
「イライラするけど共感できる」「理不尽に見えるけど笑えてしまう」といった複雑な感情を呼び起こす作品として、朝山家ドラマにハマった人なら必見の一作と言えるでしょう。
「夫婦が壊れるとき」(原作「夫婦の世界」日本版)
裏切り、不倫、嘘といった“破綻する夫婦関係”を描いた本作は、日本版のオリジナルドラマとして韓国ドラマ「夫婦の世界」をベースに再構成された作品です。
「こんばんは、朝山家です。」のような家庭内の不協和音とは違い、信頼が崩壊したあとの“怒りと復讐”がメインテーマです。
視聴中に感じるのは、単なるイライラではなく怒り・不快感・興奮といった強い感情の揺さぶりです。
裏切りとドロドロの展開
本作は、医師の妻が夫の浮気を知ることで物語が動き出します。
そこからは嘘、裏切り、密告、SNSの暴露、そして暴力的な描写も含まれる展開が続き、感情の起伏が激しい“ドロドロサスペンス”として非常に高い中毒性があります。
「朝山家」のようなリアルな夫婦の衝突とは異なり、この作品は完全に信頼が壊れた関係性と心理戦が中心です。
韓国版との比較でわかる“ドロドロ度”
原作である韓国ドラマ「夫婦の世界」は、韓国で最高視聴率28.4%を記録した社会現象級の作品でした。
日本版ではややマイルドに描かれつつも、モラハラやDV、不倫、家庭崩壊の様子を“静かに狂っていく”演出で再現しています。
家族に向けられた愛が一転して憎しみに変わる描写は、観ていてしんどさもありますが、それが逆に“見続けたくなる中毒性”につながっています。
朝山家と比較すると、日常の延長にある小競り合いと、不倫によって崩壊する家庭の違いがはっきりしています。
しかし、「夫婦の限界点」をリアルに描くという意味では、両作品に共通するテーマも多く存在します。
「イライラ」では済まされない心理戦と修羅場を観たい方には、非常におすすめの作品です。
テレ東“不倫・復讐タイプ”夫婦ドラマ特集
テレビ東京系の深夜枠では、近年“裏切り”や“復讐”をテーマにした夫婦ドラマが次々に制作されており、「朝山家」に共鳴した人々が次に求める作品群として注目されています。
中でも「夫の家庭を壊すまで」は、そのタイトル通り、妻が夫への報復として家庭そのものを破壊していく過程が描かれており、視聴者の心を強烈に揺さぶります。
登場人物たちの心の傷、怒り、執念がぶつかり合う展開は、“イライラ”というよりも“沼”に落ちていくような感覚を生み出します。
「夫の家庭を壊すまで」など
この作品では、長年連れ添った夫の不倫が発覚し、妻が静かに、しかし確実に復讐へと向かう姿が描かれます。
派手さを抑えた演出と冷静な語り口が、逆に緊張感を高めているのが特徴で、観る側も思わず息をのむ場面が続きます。
家庭を破壊するまでに何があったのか、どのような地雷が埋まっていたのかを、ひとつひとつ炙り出すような展開です。
セックスレス・モラハラ・DVまで多様なイライラ要素
これらのドラマには、単なる浮気劇にとどまらず、モラルハラスメントやDV、心理的支配といった複雑な夫婦問題が絡んできます。
「こんばんは、朝山家です。」のような“言葉によるぶつかり合い”とは違い、こちらは静かに蝕まれていく関係性の恐ろしさを浮き彫りにします。
愛情が怒りや支配へと変質していく過程を丁寧に描いており、視聴者にとっては“見たくないのに見てしまう”中毒性があります。
朝山家との比較で言えば、どちらも“妻の怒り”を描いてはいるものの、その温度差と質がまったく異なります。
朝山家ではまだ愛情が見える口論であるのに対し、これらのドラマでは愛が消え、憎しみだけが残る過程が描かれているのです。
だからこそ、朝山家にイライラした視聴者にとって、この種のドラマは“もっと強い刺激”を求める次の選択肢になり得ます。
韓国ドラマ「夫婦の世界」
韓国ドラマ「夫婦の世界」は、イギリスBBCドラマ『女医フォスター』を原作に、韓国特有の家族観と復讐心を取り込んでリメイクされた大ヒット作品です。
2020年にJTBCで放送され、ケーブルテレビ史上最高視聴率28.4%を記録した“伝説級のドロドロ夫婦劇”として韓国国内でも大きな話題となりました。
不倫発覚から始まるこの物語は、静かに、しかし確実に崩壊していく家族の姿を容赦なく描いており、感情の振れ幅と共感度が非常に高いドラマとして知られています。
究極のイライラ“ドロドロ妻夫婦サスペンス”
主人公は、信頼していた夫の裏切りを知った妻ソヌ。
そこから始まるのは、周囲の人間すべてに疑念を抱かせる心理戦と復讐劇であり、単なる家庭崩壊を超えた壮絶な展開です。
「どうしてこの人たちはこうなってしまったのか」と考えさせられるリアルな心の動きが、視聴者の神経を逆撫でします。
胸糞展開と息子への影響描写が秀逸
本作が他の“イライラ夫婦ドラマ”と一線を画すのは、夫婦の争いが子どもに与える影響までも丹念に描いている点です。
息子は両親の激しい争いに晒され続け、心の傷を抱えながら成長していきます。
この構図は、「こんばんは、朝山家です。」に登場する長男・晴太の存在と重なり、子どもを介して“家庭というシステムのゆがみ”が可視化されているようにも感じられます。
「夫婦の世界」は、単なる不倫ドラマにとどまらず、人間の欲望、虚栄、後悔、そして愛情の終焉を描く重厚な心理劇です。
朝山家の“家庭内バトル”をさらに深掘りしたようなテーマを求める方にとっては、間違いなく一度は観ておきたい名作と言えるでしょう。
イライラ系夫婦ドラマ比較まとめ
「こんばんは、朝山家です。」を皮切りに、さまざまな“イライラ系夫婦ドラマ”を見比べてみると、共通するのは家庭内のリアルな葛藤と、心のすれ違いです。
登場人物がそれぞれ自分なりの正しさや不満を抱えており、感情をぶつける場面に視聴者も引き込まれてしまうのがこのジャンルの醍醐味といえるでしょう。
今回紹介した5作品はいずれも、日常の延長にある“家庭のズレ”を描きながらも、作品ごとに異なる切り口と深みがあります。
「それでも俺は、妻としたい」は、生活苦と夫婦の温度差をリアルに描いた“冬のような湿度”が印象的な作品です。
対照的に「こんばんは、朝山家です。」は、どこか軽やかで、言い争いの中にも温かさや愛情がにじむ“春”のような空気が特徴です。
「夫婦が壊れるとき」や「夫の家庭を壊すまで」は、裏切りと復讐を軸にした重厚な心理劇で、一線を越えた夫婦関係の終焉が描かれています。
そして、「夫婦の世界」は、感情・倫理・子どもの存在まで巻き込んだ究極の崩壊ドラマであり、“観る覚悟”を求められる強烈な一作です。
それぞれの作品が異なる“イライラ”を与えてくれるからこそ、観る人の好みによって刺さるポイントも変わります。
夫婦のリアル、壊れかけた愛情、そして不完全な人間関係を描いたこれらのドラマは、今後も多くの共感と議論を呼ぶでしょう。
この記事で紹介した作品に少しでも興味を持った方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
イライラするけどやめられない、そんな不思議な魅力にきっと引き込まれるはずです。
- 朝山家ドラマに似た“イライラ系”作品を5本厳選!
- リアルな夫婦関係を描くドラマの比較分析
- 夫婦の温度差・モラハラ・復讐劇まで幅広く紹介
- それぞれ異なる“イライラ感”が視聴者を引き込む
- 日常の小さな不満から崩壊寸前の関係までを網羅
- 韓国ドラマ「夫婦の世界」など海外作品にも注目
- 同じテーマでも異なるアプローチの妙が面白い
- 家庭内バトル系ドラマが好きな人におすすめ!
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